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社会課題解決に向けて
2022/06/08
今回も「なぜ会社を離れる決意をしたのか」という質問への続きを書かせていただきます。
私が強く政治に課題認識を持ち始めた契機は、実は仕事を通じてになります。
昭和からの社会構造の変化や社会的弱者の課題に気づきを得たのは、8年ほど前の大阪ガスのお客さま部時代に、消費者団体さまや障がい者団体さま、NPO法人の方々との接点を持ったことがきっかけです。
もともと、会社の業務を通じてどのような社会への貢献が果たせるのか、ということをずっと意識しながら働いてきましたし、管理職になってからはメンバーに対して担当業務を遂行することによって果たせる社会貢献について語るようにしていましたが、相対的貧困層の増加という課題に直面した時、衝撃を受けたのです。
相対的貧困層の増加の背景にある非正規雇用の問題やひとり親世帯の増加。これらは日本が超高齢化社会になっているのと同様の、昭和の時代とは明らかに違う社会構造の変化でした。
加えて、直近の業務がESG推進であったことから、S=社会の側面から企業に求められる内容を知るにつれ、企業がこうした社会的課題に対して果たせる限界にも気づいてきました。
この社会構造変化による社会課題解決に向けた方向性を打ち出すのは、行政か政治か。そう思った私は、企業とは違う行政や政治の世界に関心を持ち始めました。
これが私の今回の挑戦の契機になります。